今が買い時!おすすめの360度カメラ RICOH THETA SC 山の風景だからこそ楽しめる!【山道具沼】
すっかり更新をサボっています。
10月1日の駒ヶ岳いらい登山と言える山へは出かけていません。
山へ出かけたい気持ちはすごくあるんですが、
すっかり寒くなって挫けてしまっています。(軟弱)
「登山した」という話はないので、
今日は、時々アップしている360度写真のカメラRICOH THETA SCを紹介します。
実売価格も2万円ほどになった今こそ買い時かな?と思います。
紅葉の木曽駒ケ岳 千畳敷カール #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
紅葉の木曽駒ケ岳山頂! #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
↑こういう写真は RICOH THETA SC で撮っています。
RICOH 360度カメラ RICOH THETA SC (ホワイト) 全天球カメラ 910740
posted with カエレバ
リコーの製品ページはこちら
→ https://theta360.com/ja/about/theta/sc.html
●おすすめポイント3つ
一つ目は、何と言っても手軽に360度写真が撮れること!
二つ目は、見る・編集する・SNSなどシェアもアプリで簡単
三つ目は、あとからも楽しい感動体験ができる
●RICOH THETA SC は、こんなカメラ
RICOH THETA SCは、2013年の発売から進化し続けている元祖360度カメラ。
前後に2つある約1200万画素のセンサーで360度の写真や動画を撮影できるカメラです。
5376×2688ピクセルの静止画、1920×1080ピクセル30fpsの動画1回5分の記録時間で電池が許す限り撮影できます。
撮影は、スティックのような形の中央付近にあるシャッターボタンを押だけ。
WiFiでスマートフォンと接続しリモート撮影もできます。
本体に液晶ディスプレーはなく、撮影した写真や動画は専用アプリを使ってスマートフォンで見たり編集したります。
長時間露光やタイムラプス撮影などのモード変更や、SNSへの投稿などもアプリから簡単に行えます。
●手軽に360度写真
腕を伸ばしてシャッターボタンを押すだけの手軽さで、誰でも簡単に360度写真が撮影できます。
登山の途中でときどき適当にシャッターを押しておけば、
前を向いて登っているから見えなかった後ろの風景も空も地面も周りの人も全部見えます。
●シェアもアプリで簡単
2013年最初のTHETAが発売されてから進化し続け、今年で満4年。
THETAのサポートアプリも数種類あり、アップデートを重ねて使いやすさもこなれて来ている印象です。
SNSにアップする前に、周りの人の顔をぼかすなどアプリ内で簡単に編集できます。
LINEアプリはTHETAの360度写真のVR表示に対応しました。
専用サイト「theta360」を経由することで、FacebookやTwitter。Instagramなどにも投稿できます。
●二度楽しい感動体験
360度画像は、帰ってきてから改めて見ると、
当日その場所では気づかなかった発見があったり、
またその場にいるような臨場感たっぷりに360度をぐるりっと見渡すことができてしまいます。
山で写した写真は、スマホで普通に撮っただけの写真でも思い出深いものですが、
THETAで撮った360度写真は、まるでその場にいて新たに周りを眺めているような感動があります。
360度カメラは、登山をする人には絶対おすすめのカメラです。
そうそう、山では少しでも荷物は軽くしたいところですね、RICOH THETA SCの重さは 約102g iPhoneの2/3程度。ポケットに入れてもさほど気になりません。
夜にスローシャッターで星空を撮影すると、また一味違った写真も撮れます。
紅葉の木曽駒ケ岳 頂上テント場の夜 アップデートでTHETA SCでも可能になったマニュアル撮影に挑戦! 長時間露光で撮ってみました #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
●THETA SCで撮影したら、VRゴーグルもおすすめ!
撮影した写真や動画は360度の全天球のデータなので、スマホやパソコンのフラットな画面で見るだけでは面白さを十分味わえません。
そこでおすすめなのがVRゴーグルを使って見る方法。
↓下のが新しくてオススメ
撮影したTHETA SCの位置に自分がいる状態になり、顔を向けた方向の映像が見られます。
簡単なもので十分なので、VRゴーグルがあればスマホをセットしてグルグル見渡せる
撮影した時の空気感までよみがえってきて、その場にいた感動が鮮やかに蘇ります。
●Bluetoothリモコンがついて、動画の再生停止や切り替えが快適に行え
ストレスなくVRの世界に没入できます
●ハイエンドモデルRICOH THETA V が発売されました。
いいことずくめのRICOH THETA SCに、今年9月、新型のハイエンドモデルRICOH THETA Vが発売されました。
RICOH THETA SCの基本性能に加えて、4K動画が撮影可能となり、ライブストリーミングも可能となりました。
動画撮影や、YouTubeへのストリーミングなどに興味ある方はこちらを↓
紅葉シーズンおそるべし!1年ぶりに紅葉の綺麗な千畳敷カール〜中央アルプス木曽駒ケ岳へ行ってきました。【千畳敷カール〜頂上テント場編】
2017年9月30日(土)〜10月1日(日)に木曽駒ケ岳...の続きです。
今週末は雨、なんだか急に寒くなった気がしますね。
今日から10月の3連休が始まり。
日曜、月曜くらいはいい天気になりそうなので、
登山の計画をしてる人もいるでしょう。
ということで先週のつづき...
千畳敷駅の建物を抜けるとカールが見渡せる。
雲ひとつない青空をバックに、
少し残った緑と、ナナカマドの赤、ダケカンバの黄色と花崗岩のコントラストが美しい。
千畳敷カールが広がっていました。
紅葉の木曽駒ケ岳 千畳敷カール #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
↑ ここのTHETAマークをクリックすると大きめで見渡せます
今回の紅葉のテント泊がしたいという話は置いといて、
たくさん写真を写してきたので、それを貼り付けていきます。
まず見てみてください。
胸突き八丁から見上げる宝剣岳
紅葉の木曽駒ケ岳 千畳敷カール 胸突き八丁から見上げる宝剣岳 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
紅葉の木曽駒ケ岳 頂上テント場 中岳と木曽駒ケ岳の中間点 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
頂上テント場の夜
ファームウェアアップデートでTHETA SCでも可能になったマニュアル撮影に挑戦!
長時間露光で撮ってみました
紅葉の木曽駒ケ岳 頂上テント場の夜 アップデートでTHETA SCでも可能になったマニュアル撮影に挑戦! 長時間露光で撮ってみました #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
同じくアップデートでインターバル撮影ということもできるようになったので、
20分のインターバル合成撮影してみました
紅葉の木曽駒ケ岳 頂上テント場の夜 20分のインターバル構成撮影してみました #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
頂上テント場の日の出です。
紅葉の木曽駒ケ岳 頂上テント場の日の出 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
3,000m近くの高所で見る景色、
文字でも写真でも伝えられないくらい綺麗な星空と日の出でした。
ぜひ行って自身の目で見てくださいね!
360度写真の撮影に使用したRICOH THETA SCの記事も併せてご覧ください。
紅葉シーズンおそるべし!1年ぶりに紅葉の綺麗な千畳敷カール〜中央アルプス木曽駒ケ岳へ行ってきました。【自宅〜千畳敷駅編】
2017年9月30日(土)〜10月1日(日)に木曽駒ケ岳へ行ってきました。
1年前に人生2度目の初夏登山で訪れて以来です。
その時の様子は ↓
前回は、これほどの晴天に恵まれることはまずないだろうという好天だったにもかかわらず
中岳山頂まで行っておきながら帰ってきてしまったリベンジも兼ねて、
紅葉真っ盛りの木曽駒ケ岳千畳敷カール〜山頂テント場〜木曽駒ケ岳をのんびり満喫しに行きました。
#キャンプ #登山 #おすすめ! #名古屋から #木曽駒ケ岳 #千畳敷カール #混雑
しかし!
今回は今が盛りの紅葉シーズン!
前回1時間ちょっとだった駐車場から千畳敷駅
なんと5時間もかかってしまいました!
紅葉シーズンおそるべし!
ということで、事の顛末をご覧ください。
1. 家から菅の台バスセンター
夏の千畳敷は、思いのほかすんなりと行けた実績の元。
紅葉シーズンは混むらしいから前回より30分早めに出発すればいいだろうと...
前日夜21時過ぎにやっと出かける支度をし始め、なんだかんだで1時過ぎに就寝。
案の定少し寝すぎて、結局前回と同じ6時出発になりました。
6:00 出発、中央自動車道を快調に走り
前回早朝に走った時と比べると、車の台数は倍くらい多いね
天気予報では晴れになってたけど雲が多いな
駒ヶ根サービスエリアで水を買わなきゃ
などと話しながら2時間
8:00 菅の台バスセンター...
には駐車できず、駒ケ岳スキー場の駐車場へ案内されてしまいました。
菅の台バスセンターを通過する際、予想以上のバス待ちの列を目にして不安がよぎります。
誘導に従って到着した駒ケ岳スキー場の駐車場は、本来の駐車場から離れているからなのか無料でした。
着替えなど準備をしてシャトルバス乗り場へ向かうと
すぐに小型のバスがやってきて、先にいた親子連れ3人と私たちの計5人ですぐに出発です。
バスセンターまで2〜3分の距離なので、次々に走っているんでしょうね。
待たされないというのは嬉しいことです。
2. バスの乗車待ち1時間以上
待ちがなかったのは駐車場のシャトルバスだけ!
車内で「路線バスの乗車待ちが1時間以上ある」と案内され、
事実、菅の台バスセンターに到着すると、
人の列はバス乗り場から広〜い駐車場の反対の端まで繋がり、
折り返して、さらに横へ曲がって...と
想像を絶する長さで並んでいました。
路線バス待ちの列はジリジリ、ジリジリと数十センチずつ進むので、ザックを下ろしたり担いだりなんてできません。
山に登ってもいないのにずっと背負ったままです。
結局、8:40に並び始めて、バスに乗車したのは9:50分、
1時間10分かかりました。
並んでいる間に、始め「ただいまロープウェイは1時間半の待ち時間です」と言っていたアナウンスが徐々に長くなって行き、先が思いやられます。
路線バスは30分かけて、菅の台バスセンターからしらび平ロープウエイ駅へ到着です。
3. ロープウエイ駅は昼寝スポット化
バスの降車時、一人一人に「乗車整理券」が配られ、案内板におおよその乗車時間が記されています。
この時点で2時間20分待ち確定!
ここでも呆れるほどの人で溢れかえっていました。
しかしバスと違い「乗車整理券」があるので並ぶ必要はなく、
待ち時間を思い思いに過ごしていました。
私たちは、「どうせお昼過ぎるし」、「お昼前後の売店は混み合うだろうし」と、
売店の「山菜そば」で早めの昼食にしました。
見た目以上にたっぷりの山菜が嬉しい!
(12時近くには売店の前に長蛇の列だったので、早めの昼食正解でした)
あとはただひたすら待ちです。
やっと整理券番号が呼ばれ、12:40のロープウェイに乗る頃、案内されていた待ち時間は3時間でした。
4. ロープウェイからの景色は最高!
ロープウェイに乗ってしまえば、わずか10分で千畳敷駅へ到着。
途中見渡す景色は、緑から徐々に紅葉した山肌へと変わっていき
「これは人気があるはずだ」と納得の美しさです。
8時の駐車場到着から、ほぼ5時間かかって駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅へ到着です。
紅葉シーズンおそるべし!
つづく...
【千畳敷駅〜駒ケ岳1泊コース編】
山ごはん【1/2分動画】簡単!焦げ付きのない おいしいご飯の炊き方
みなさん山へ行っていますか?
今日は山ごはんにかかせない、
焦げ付きのない、おいしいご飯の炊き方を紹介します。
炊飯の様子をYoutubeにアップしました。
30秒にまとめたので、説明が読みきれないかもしれませんが、
まず見てみてください。
説明は、あとで↓下の方に書いてみます。
山ごはん【1/2分動画】簡単!焦げ付きのない おいしいご飯の炊き方
1時間は水に浸けておくとか、
はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いてもふた取るな
などと聞きますね、
きっとそれが正統派の炊き方だと思いますが、
もっとお手軽に、ほぼ焦げのないご飯が炊けたら楽じゃないですか
では、具体的な説明...
【炊き方】
- 無洗米で水は少し多め
- 蓋はしないで強火にかけ、沸騰するまで底が焦げないようにかき混ぜる
- 沸騰したら蓋をして、弱火で15分(火が消えてしまわないように注意!)
- 15分蒸らす
- 美味しいご飯のできあがり
1.お手軽に無洗米を用意します。
(山では水は貴重なので研がなくて済みます)
お米に対して水の割合は...
米1合=180cc=150g
水の分量は
普通のお米は、重量の1.2倍cc
無洗米の場合、重量の1.5倍cc
と覚えてください。
今回は無洗米1.5合を炊くので
米(150g×1.5合)× 無洗米の割合1.5倍 = 338cc
だいたい350ccでOK!
2. 水を入れたら蓋をしないで強火にかけます。
クッカーの底にコゲができないよう
沸騰し始めるまでスプーンか割り箸などでぐるぐるかき混ぜます。
3. 沸騰し始めたら、すかさずトロ火にします。
(消えてしまわないよう普通にトロ火でOK!)
蓋をして、圧力が逃げてしまわないようオモシをしてください。
この状態で15分トロ火でコトコト炊きます。
※ トロ火の強さ(バーナーの性能)によって、15分〜20分で調整してください。
4. 15分経ったら火からおろし更に15分くらい蒸らせば...
5. おこげのないおいしいご飯の炊き上がり!
焦げ付かない秘訣はかき混ぜる!です。
強火で一気に沸騰まで持っていくと、
クッカーの底にお米がくっついて、そのまま炊き続けたら確実に焦げます。
でも、沸騰するまでかき混ぜていることで、クッカーの底にくっつくのを阻止します。
結果、はじめチョロチョロ中パッパとうまく炊いた状態を強制的に作るのです。
弱火で徐々に沸騰してきたら、噴きこぼれる前に弱火にするという難しい部分を飛ばしてしまいます。
実際かき混ぜてみると、お米が底にくっつこうとする状態が手に伝わってくるので試してみてください。
ほぼ問題なく炊けますが、
この方法で焦げ付きのない美味しいご飯を炊くときは、一度家で試してみてください。
ぶっつけ本番はダメです。
標高や気温で多少の調整は必要です。
ではでは、おいしい山ごはんを...
クッカーはsnow peak トレックコンボを使ってまいす。
チタンのものもありますが、調理するにはアルミの方が使いやすいと思います。(個人の意見です)
おすすめの軽量山岳テント MSR Hubba Hubba NX 迷いに迷った購入の決め手はここ!【山道具沼】
我が家は、なんでも見た目から入る家風なので
テントは、MSR Hubba Hubba NXです。
posted with カエレバ
以下、どうしてこのテントを選んだかを長々と書いてますが、
多分に個人の好みの部分なので、こういう意見もあるんだな程度に読んでください。
初めての山岳用テントなので、あちこちのWEBページやカタログを眺めて
当初候補に考えていたのは、
ARAI TENT エアライズ2 1,550g 幅130
ARAI TENT オニドーム2 1,480g 幅115
ARAI TENT トレックライズ1 1,460g 幅110
mont-bell クロノスドーム2 2,180g 幅130
mont-bell ステラリッジ2 1,410g 幅130
MSR エリクサー2 2,120g 幅127
MSR Hubba Hubba NX 1,540g 幅127
NEMO TANI2P 1,230g 幅130
まずカタログスペックでふるいに掛けると...
このうち、
mont-bell クロノスドーム2
MSR エリクサー2
は、お値打ちだけど重いので却下。
ARAI TENT オニドーム2
ARAI TENT トレックライズ1
は、適当な重さのものでは2人で使用するには幅がちょっと狭いかな
という理由でそれぞれ却下することに。
結果
ARAI TENT エアライズ2
mont-bell ステラリッジ2
MSR Hubba Hubba NX
NEMO TANI2P
の4つに絞り、
無難にmont-bellのステラリッジや、アライテントのエアライズにしようか、
それとも超軽量なニーモのTANI LS 2Pか迷いに迷いました。
なんども通ったモンベルで展示してあるステラリッジは、無難なんだろうけど、半球状のドームシルエットがどうしても狭いし、短編側にある出入り口は小さく扱いづらい印象が拭えず却下しました。
ARAI TENT エアライズ2も同じような理由ですが、さらに意外にも4つの中で一番重いんですね。
なので、
mont-bell ステラリッジ2 と ARAI TENT エアライズ2 も候補から消え
ニーモTANI LS 2Pは、出入り口も大型で、内部もステラリッジより広く感じるけど、
室内からフライのファスナーにアクセスするのに片足出ないと届かない点と、
フットプリントがインナーとセットにしないと固定できない構造が少し残念。
グリーンの色は一番お気に入りだったんですが、却下しました。
MSR Hubba Hubba NXは上部がもっと広く、前室も両サイドにあり、
我が家の使い方には便利だろうなという思いがふつふつと湧いてきました。
最終的に
MSR Hubba Hubba NXを選択した決め手は、
まず軽量コンパクトであること、体力がないので重くては担げません。
そして、広い室内、特にヘッドクリアランスと、
前室が両サイドにありしかも広い点。
それから、造形美と言えるカッコいいデザイン。
その昔使用していたEureka!サンドーム4をカラッと明るくしたような色で好みのカラーリングです。
2017モデルは、ガイラインアタッチメント(ガイラインを繋ぐポイント)が増えていて、これで多少の風にも負けない。
唯一心配だった点は、評判の加水分解による匂いとベタつき。
しかし、この点はどのテントでも管理を怠れば同じだろうし
匂い、ベタつき対策は、使用後には帰宅後すぐに陰干し、乾燥剤と一緒にざっくりと保管するなど、丁寧に扱うことでなんとか防げるだろうと考えました。
欲しいテントは決まったので、次はどこで購入するかです。
購入するにあたり、好日山荘、石井スポーツなどで現物を見て回り、
どこも定価販売なので、なんとか少しでもお値打ちに手に入らないかと
ネットを検索すると、並行輸入品を扱うショップも見つかりました。
Amazonでは、検索した日によって多少の上下がありましたが、
概ね定価より少しお値打ちになっていました。
品物さえ同じなら、お値打ちな並行輸入品でもとも考えたのですが、
日本正規総代理店の株式会社モチヅキのホームページ
https://www.e-mot.co.jp/repair/warranty.asp
を見ると、思いのほか手厚い保障が付いているなという印象を持ちました。
やはり、ポール破損が無償などしっかりととした保証は安心です。
しかし、よく見るとモチヅキのホームページには、
<ご注意>
ウェブ上で「MSR正規品」とうたっていても、日本正規総代理店株式会社モチヅキが輸入した商品とは限りません。
などと不安を煽るようなことが書かれています。
<見分け方>
◇MSRテント/スノーシュー→ユーザー登録はがき
見分け方はユーザー登録はがきの有無!
多少お値打ちだからと、Amazonで購入してユーザー登録はがきが付いていなかったでは元も子もないので、
モチヅキへEメールで問い合わせることにしました。
[購入しようとしているページのURL]を添えて、Amazonで取り扱っている商品は、国内正規品でモチヅキの保証は付いているかを確認しました。
その結果、マーケットプレイスではなく Amazonが出品している商品は【国内正規品】であると返事をもらいました。
これで安心して、購入できます。
急ぐわけではなかったので、
指定時間ごとに(3時間にしました)AmazonのハバハバNXページをチェックし、価格に変動があると、そのタイミングでメッセージで受け取れるWEBサービスをセットしました。
価格.comではありません(価格.comはリアルタイムじゃないので最安値の一瞬を逃します)
待つこと1ヶ月ほど
並行輸入品の価格に肉薄する金額が1度だけ出たタイミングで購入しました。
WEBサービスからアラートが来て、数分のうちに購入。
その数十分後には、元のほぼ定価に戻っていましたから、
価格チェックのWEBサービスをセットしていなかったら、逃していたでしょう。
本当にラッキーな買い物でした。
今現在まで、その時の最安値チェック用WEBサービスを解除していないのですが、
購入した時の価格に近い金額すら見たこともありません。
Amazonの入力担当者のミスなのかと驚くほどの低価格でした。
ちょうど時期的にAmazonがマーケットプレイスの詐欺事件で騒がれている頃だったので、あまりの安さに少し心配しましたが杞憂でした。
そんな経緯で手に入れたハバハバNX、これから大切に使っていきたいと思います。
設営の様子は ↓こちら
おすすめの軽量山岳テント MSR Hubba Hubba NX は、2人にぴったりなテント(設営の仕方なども紹介)【山道具沼】
2019年 リニューアルモデルが発売されました。
記事後半に追記(2019年4月20日)
ポールの材質以外
テントの張り方は基本的に同じなので、参考に見てくださいね!
去年(2016年)山登りを始めてしばらく過ぎた頃、
今年の夏には涸沢でテント泊するぞ!と目標を立てました。
そのためには、春〜初夏までになんとかテントを購入し、
一度は近場で試し張りもしておきたい。などと考えていました。
計画通りバックパッキングテントを購入できて、富士山で試し張り、
そして夏には目標の涸沢でテント泊をしてきましたので
MSR Hubba Hubba NX 2017年モデルのレビューを書いてみようと思います。
これまでにボーイスカウト時代の重いコットン三角テントに始まり、
オートキャンプに行きまくっていた頃のEureka!サンドーム4までいくつかのテント経験があったのですが、今回は初めての山岳テントです。
これまでのテントと比較することはできませんが、
多少でもこれから MSR Hubba Hubba NX を選択候補にしようかという人の参考になれば幸いです。
悩みに悩んで購入したテントは、MSR Hubba Hubba NX 2017年モデル
(以下 ハバハバNX)です。
ハバハバNXは、
インナーテント本体+レインフライ+ポール(フレーム)+ガイライン+ステイク10本がセットとなり
フットプリント、リペアキットは別売となります。
写真左から、スタッフバッグ(中にはインナーテント本体+レインフライ+ガイライン+ステイクが入っています)、ポール、フットプリントです。
スタッフバッグには余裕があるので、雨天の撤収時など、適当に詰め込んで、ドローコードで口を締め、最後にコンプレッションベルトで圧縮できます。
ポールだけ別にすれば、かなりコンパクトなので、涸沢テント泊の時にはバックパックへ詰める際にかなり自由度がありました。
もちろん、スタッフバッグにはポールもフットプリントも全てをひとまとめにする余裕もあります。
スタッフバッグのふた部分には、組み立て方法も書かれています。
4コマの説明ですが、実際本当に簡単に組み立てられるのでこれで十分だとも言えますが、組み立て写真と気づいた点を交えて書いていきます。
●設営の準備
MSRのロゴを上にしてフットプリントを広げます。
風があるときには、4隅をステイクダウンしておくといいでしょう
フットプリントの上にインナーテントを広げます。
次にテントポールを広げます。DAC社製 フェザーライトNFL。
鮮やかな赤いポールがカッコイイですね!
独特のハブ付きポール構造で全部が一体になり繋がっています。
この独特の構造が広い居住性を実現しています。
mont-bellステラリッジなどのクロスポール式に比べ複雑に見えますが、
広げるだけで、テンションコード(ゴム紐)がほぼ勝手にカチャカチャと組み上げてくれます。
そしてポールの末端で、フットプリント、インナーテント、レインフライのグロメットを串刺しにできる構造になっているので、4隅に差し込めばポールが立ち上がります。
また、この構造のおかげで、降雨時などはレインフライとフットプリントとポールだけでシャルターを組み立て、インナーテントを濡らさずにセットすることもできます。
逆に、撤収時はインナーテントだけ先に片付けることができるので、雨天には便利でしょう。
先日、熊野の川湯温泉へ行った際に
レインフライとフットプリントとポールだけでシャルターを組み立ててみました。
写真は、中にインナーテントを広げたところ。
●インナーテントのセット
立ち上げたポールにインナーテントをセットしていきます。
まず、ポール天頂部の短いリッジポールの先端を、
インナーテント上部の中間点(ドアファスナーの上端)にある 2つのグロメットに挿入します。
この時、リッジポールが長手ポールの上側になるようセットします。
(下側にすると後述のレインフライのグロメットが届かないくらいギリギリのサイズで作られています)
次に、テントの長手方向のポールにクリップを取り付けてインナーテントの完成です。
特徴的な形、インナーの上ほぼ半分がメッシュのため、黒、赤、白のカラーリング
インナーテントだけの姿はとにかくデザインがカッコいいですね!
●レインフライの取り付け
レインフライとインナーテントの出入り口の開閉方向を揃えるため、
4隅のグロメットは、赤とグレーのテープで色分けされています。
インナーテントの赤とグレーのテープに色が合うようにレインフライをかぶせ、
レインフライの中間点にある 2つのグロメットをリッジポールに取り付けます。
ぴんと張るまで前室を引き出し、縫い目がフレームに重なるように注意しながらステイクで固定します。
4隅にある調整可能なループグロメットをテントポール下部に固定します。
ハバハバNXは自立型テントなので、この状態でも十分に安定して使用できますが、
突風でテントがコロコロと転がって行ってしまってはシャレになりませんから、
しっかりガイラインとステイクで固定して完成です。
●ガイライン
2017年モデルのハバハバNXにはガイラインアタッチメントが4ヶ所あります。
↑ 従来からあるガイラインアタッチメント
↓ 新しく増設されたガイラインアタッチメント
従来のモデルは2ヶ所だったため、稜線上など風を心配する声が見受けられますが、
4ヶ所に増え安心感が増したように思います。
実際、10本すべてのステイクと、しっかりガイラインを張ったハバハバNXは、多少の風にはびくともしません。
●入口・前室
入口は両サイドにあり、両入口とレインフライを開いき風が吹き抜ける解放感は抜群です。
前室は片側0.81㎡の広さがあり、2つで1.62㎡
片側だけでも、ステラリッジの0.36㎡に比べ2倍以上という広さもポイントです。
さらにレインフライの開閉はポールに近いサイド位置にファスナーがあるため、室内から容易に開閉できます。
ニーモTANI2Pのように中心にあるものに比べ、遠くて届かないということがありません。
↑ 左:インナーテント入り口の留め具 右:レインフライの留め具
レインフライを束ねる留め具は、ダッフルコートの留め具と同じトグルクラスプの方式で、シンプルでとても使い勝手の良いものです。
ベンチレーションは2ヶ所、芯の入った棒をマジックテープでつっかえ棒のように固定して開きます。
●室内空間
室内は、2.13m×1.27m、室内高は1mジャスト。
二人用山岳テントの標準サイズといったところですが、
ボトムに近い壁面は4面ともほぼ垂直なため、数値以上に広く感じられます。
さらに入り口側の壁面は全面がほぼ垂直に立ち上がっているため、
Xクロスフレームのテントのような頭部の圧迫感がありません。
このため、室内空間は数値以上にかなり広く感じられ快適です。
個別の写真ではわかりづらいので、360°ぐるぐる見回してみてください。
MSR HubbaHubba NX の室内空間 #MSR,#HubaHuba NX,#テント #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
長さ150×幅50×厚さ2.5cmのインフレータブルマットを広げてみました。
実際に 40+5L と 30L のザックも室内に置き、大人二人が寝るには十分な広さです。
天井の白いひし形の4頂点にはライトなどを吊り下げられるループが付いています。
短辺側の壁2ヶ所には大きなメッシュのポケットがあり、
スマートフォンやメガネなど、手元に置いておきたい小物の収納に便利です。
年々少しずつモデルチェンジを繰り返してきただけあって、
全体的にとても良く考えられた、いいテントだと思います。
(2019年4月20日 追記)
2019年モデルは、
前室部分が赤色になり、一目で2019モデルとわかります。
見た目だけでなく、新素材のポールが採用され、レインフライとフロアのコーティングが新しくなっています。
現物をいじってきたらまた追記しようと思います。
メーカーの説明では...
軽さと居住性を両立したバックパッキングテントのベストセラーがアップデートしました。新たにイーストン社のサイクロンポールを採用。航空機グレードの複合素材で作られたこのポールは弾力性が極めて高く、強風などの力が加わるとその強さに合わせて曲がり、元の形に戻ります。さらに、レインフライとフロアには、新しいコーティング技術、エクストリームシールドシステムを採用しています。この新しいコーティングは、従来の標準的なコーティングと比較して約3倍長持ちします。さらに、正確で耐水性が高い縫製によってシームテープをなくし、経年劣化によってシームテープが剥離するトラブルを解消すると同時に軽量化にも貢献しています。テントのデザインはこれまでと同様。ハブとスイベルで連結した一体型のポールにより、スムーズな設営が可能。天井部で交差するポールによってサイドウォールをまっすぐ立ち上げ、快適な居住スペースを確保しています。
我が家のハバハバNXは3年目を迎えましたが、経年劣化のベタつきもそれほどなく、まだまだ快適に過ごせそうです。
お盆休みの上高地 涸沢カールへ行って来ました。【涸沢カール泊 編】
16:00 涸沢テント場
涸沢のテント場へ着いたら、まずは場所探しです。
目標より1時間以上遅い到着のため、テント場はすでに満タン状態でした。
テント受付へ行きダメ元で聞いてみても、レンタルのコンパネも銀マットも出払ってありません。
見事に玉砕です!
歩き回りながら、テントを張れそうな場所を探すのですが、
通路から見渡せる範囲は、サッカーボールより大きいゴロゴロの石だらけの場所ばかりです。
これでは「コンパネも銀マットもなしじゃ絶対寝られないぞ」と茫然自失になりそうな二人で歩き回った結果、
少し外れたところになんとかテントを張れそうな場所を確保しました。
場所を決めて、まず最初にしたことは、
登山靴を脱いでクロックスへの履き替え。
靴擦れで痛いだとかそんなことではなく、長時間窮屈な登山靴を履きっぱなしで頑張った足を
一刻も早く解放したい!その一点です。
その後、丁寧に小石をどかしてテントを設営。
今年3度目の設営なので、手慣れたなという感じで10分もかからないで完成しました。
テントの設営は↓こんな感じ
16:25 テント完成
テント受付を済ませて、
待ちに待った生ビールにおでん!
これだけを楽しみに登ったといっても過言でないのに...
なんと売り切れです。
次にヘリが来るまで飲めません...明日もヘリは来ないそうです
山男は“缶ビール好き”なのか?と思うくらい
やけに缶ビールを持ってる人が多かったのは、これだったのか!
無いものを欲しがっても仕方ないので、
喉も乾いてるし500ml缶ビールで乾杯!(>_<;)
しかし動揺は隠せず、↓こんな写真しかありません。
17:40 気を取り直して、夕食の支度
これまでは登山といっても、ザックの中には食材と調理器具だけのお手軽さで近場の低山に登ったり
クルマ横付けのキャンプ場で、クッカーでご飯を炊きBBQなどを楽しんでいたので
今回は初のフリーズドライづくし
初アルファ米とフリーズドライのカレーに、お湯を注いで待つだけでカレーライスの出来上がりです。
アルファ米は、お湯を入れるだけ?
どんなべちゃべちゃのご飯ができるんだろう?と半信半疑だったんですが、
お湯の分量さえ間違わなければ、ちゃんとふっくら炊いたようなご飯になるんですね!
フリーズドライのカレーも、レトルトのカレーに負けていないぞ!
こういうのも十分アリだなと、今後お手軽路線に走りそうなほど満足しました。
暮れていくカールを眺めながらの食後のコーヒーもまた格別の美味しさです。
夜は、ペルセウス座流星群を見よう!と思っていたのに
疲れもあって、知らないうちに爆睡でした。
↑ 19:30のテント場
この後の記憶はありません
朝は、モルゲンロートを見たい!と思っていたのに
しっかり朝寝坊して5時40分くらいに起きたときにはすっかり日の出時間は終わったなという様子でした。
↑ 8月15日 5:50のテント場
きっと長時間の登山で疲れていたんでしょうね。
快晴じゃないし、きっとどっちも見られない天気だったと思っておこう。(笑)